1955-004|VO2
1955 Chevrolet 210 完全ガイド
この記事の役割
150とBel Airの中間に置かれたTwo-Ten(210)全体の親記事。
210を単なる「中間グレード」として終わらせないのがポイントです。
1955 Chevrolet 210 完全ガイド|中間グレードに、ChevyのBODYが集まった。
INTRODUCTION|「真ん中のChevy」が一番面白い
1955 ChevroletのSeries構成は分かりやすい。
150、210、Bel Air。
その真ん中にいたのがTwo-Ten、つまり210だ。
しかし「150より豪華で、Bel Airより安い中間グレード」とだけ理解すると、210の面白さをかなり見落とす。
なぜならBODYを並べると、
Sedanがある。
Club Coupeがある。
柱のないSport Coupeがある。
2-Door Wagonがある。
4-Door Wagonもある。
1955 ChevroletのBODY Variationを理解するうえで、210は非常に重要なSeriesだった。

TWO-TEN|210とは何だったのか
150より装備やTrimを充実させながら、Bel Airより手頃な位置を担当したSeries。
ところがMUDIMUでは、Seriesの上下関係よりBODYを見る。
210の面白さは、
「中間」という価格的位置ではなく、「選択肢の広さ」
にあります。
BODY LINEUP|1955 Chevrolet 210の6モデル
ここは表で明確にします。
| Model | Fisher Style | BODY | 定員 |
|---|---|---|---|
| 2102 | 55-1011 | 2-Door Sedan | 6 |
| 2103 | 55-1019 | 4-Door Sedan | 6 |
| 2124 | 55-1011A | Delray Club Coupe | 6 |
| 2154 | 55-1037 | Sport Coupe | 6 |
| 2129 | 55-1063F | Handyman 2-Door Wagon | 6 |
| 2109 | 55-1062F | Townsman 4-Door Wagon | 6 |
この6台を並べるだけでも210の性格が見えてきます。
2-DOOR SEDAN|すべての基準になる1011
Model 2102。
Fisher Style 55-1011。
B-pillarを持つ6人乗り2-Door Sedan。
一見すると特別なBODYではない。
しかし、この1011をきちんと理解しておくことが、次のDelrayを理解するために重要になります。
DELRAY|Sedanにしか見えない特別な210
Model 2124。
Fisher Style 55-1011A。
ここは210記事最大の見せ場の一つです。
DelrayはHardtopではありません。
B-pillarを持つ、通常の210 2-Door Sedanに非常によく似たモデルです。
では、何が違うのか。
重要なのがTrim。
1955年の資料では、通常の1011には503・504・505などのTrimが設定される一方、1011Aには506・507・508という専用系統が確認できます。
だから、
Delrayの面白さは「全然違うBODY」にあるのではなく、普通に見える2-Door Chevroletを特別に仕立てたところにある。
ここは後のNo.15で徹底的に掘ります。
SPORT COUPE|今度は本当にBODYが違う
Model 2154。
Fisher Style 55-1037。
Delrayと混同してはいけません。
こちらはpillarless 2-Door Hardtop。
つまり210には、
1011 — 2-Door Sedan
1011A — Delray Club Coupe
1037 — Sport Coupe
という3種類の2ドアモデルが存在しました。
ここは非常にMUDIMU向きです。
「2ドアChevy」と一括りにした瞬間、1955年の面白さが消える。
4-DOOR SEDAN|1019というもう一つの基準BODY
Model 2103。
Fisher Style 55-1019。
6人乗り4-Door Sedan。
珍しいBODYではありません。
しかし1955 Chevroletの販売を支えた基本形の一つであり、Bel Airの1019Dとの比較にも欠かせない存在です。
MUDIMUでは珍車だけを図鑑に残すことはしません。
普通のBODYがあるから、特殊BODYの違いが見える。
HANDYMAN|210にもあった2-Door Wagon
Model 2129。
Fisher Style 55-1063F。
6人乗り2-Door Station Wagon。
150 Handymanの1263Fと並んで、MUDIMUが特に追いたいBODYです。
150 Handymanと基本的なWagon構成には近い部分がありますが、210ではSeriesに合わせたExterior MoldingやTrimが与えられています。
だから、
同じHandymanという名前でも、150と210は同じ一台ではない。
No.9で詳しく比較します。
TOWNSMAN|Handymanを4ドアにしただけではない
Model 2109。
Fisher Style 55-1062F。
6人乗り4-Door Station Wagon。
ここで名前の整理が重要です。
Handyman=2-Door Wagon
Townsman=4-Door Wagon
そしてBel Air側には、同じ4-Door Wagon系統に**Beauville(1062DF)**が存在します。
つまり1062系を追うと、
210 Townsman → 1062F
Bel Air Beauville → 1062DF
というSeriesをまたいだ関係が見えてきます。
TWO-DOOR CHEVY|210だけで3種類ある
ここは独立H2にする価値があります。
210の2ドア乗用車を横に並べる。
2-Door Sedan — 1011
Delray Club Coupe — 1011A
Sport Coupe — 1037
これが重要。
DelrayをHardtopだと思ってしまうと、この体系が崩れます。
1011と1011Aは非常によく似たpost body。
1037はpillarless Hardtop。
名前を見るのではなく、柱を見る。
これ、MUDIMUのBODY記事としてかなり分かりやすい一文になります。
WAGON|210は2ドアも4ドアも選べた
210には、
Handyman — 1063F — 2-Door
Townsman — 1062F — 4-Door
がありました。
これも210のBODY選択肢の広さを象徴しています。
さらに上級Bel Airへ行けば、
Beauville — 1062DF
Nomad — 1064DF
が出てくる。
つまりWagonだけを追ってもSeriesとBODYの巨大な枝分かれが見えてきます。
PRICE|Delrayには何ドルの価値があったのか
I6の当時価格資料では、おおむね、
210 2-Door Sedan $1,775
Delray Club Coupe $1,835
Sport Coupe $1,959
4-Door Sedan $1,819
Handyman $2,079
Townsman $2,127
という関係になります。
ここで面白いのがDelray。
普通の2-Door Sedanとの差は**$60**。
一方Sport Coupeはさらに高い。
つまり当時の価格からも、
普通のSedan → 特別仕立てのDelray → 別BODYのHardtop
という階段が見えてきます。
WHY 210 MATTERS|210は「中間」ではなく交差点だった
1955 Chevrolet 210を「中間グレード」と呼ぶこと自体は間違いではありません。
でも、それだけではつまらない。
BODYから見ると、
Sedan。
Delray。
Hardtop。
2-Door Wagon。
4-Door Wagon。
これだけのChevroletが一つのSeriesに集まっています。
だからMUDIMUではこう見ます。
210は150とBel Airの間にあっただけではない。1955 ChevroletのBODY Variationが交差する場所だった。
これが第4回の結論です。
画像確認 「Delrayって普通のSedanと何が違うの?」
「DelrayはHardtopじゃないの?」
という疑問を、文章だけではなく画像で解決する。
| DELRAY | 1011と1011A比較 | 「ほとんど同じに見える」を見せる |
| SPORT COUPE | 1011A vs 1037 | B-pillar有/無を明確化 |

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