1955 Chevrolet No.42
1955 Chevrolet Truck 2nd Series。
ここから新しいTask Forceが始まりました。
前回No.41では、1955年の途中でAdvance-Design系の1st SeriesからTask Forceの2nd Seriesへ世代交代したことを確認しました。GM Heritage Archive自身も1955 Chevrolet Truckを1st Seriesと2nd Seriesに分けて資料化しています。
では、新しいTask ForceにはどんなBODYがあったのか。
Pickupだけではありません。
Panel。
Suburban Carryall。
Cameo Carrier。
Platform。
Stake。
Forward Control。
さらに大型Truckまで含めれば、Factory lineupはかなり広大です。
しかしMUDIMUでは、ここで一つ線を引きます。
全部存在を確認する。しかし、全部を主役にはしない。
1955 ChevroletのBODY史として面白く、普通に道路を走り、働き、現在のClassic ChevroletにもつながるBODYを中心に整理します。
TASK FORCE BODY MAP|まず全体を見る
1955 2nd SeriesをMUDIMUの視点で大きく分けると、こうなります。
1955 CHEVROLET TASK FORCE
│
├─ PICKUP
│ ├─ 3104
│ ├─ 3204
│ ├─ 3604
│ └─ 3804
│
├─ SPECIAL PICKUP
│ └─ 3124 Cameo Carrier
│
├─ ENCLOSED BODY
│ ├─ Panel
│ └─ Suburban Carryall
│
├─ WORK BODY
│ ├─ Platform
│ └─ Stake
│
├─ FORWARD CONTROL
│
└─ HEAVY-DUTY / SPECIAL CHASSIS
└─ 存在は記録、個別には深入りしない
これがMUDIMUの1955 Truck地図です。
大型Truckまで同じ大きさで扱わないところが重要です。
PICKUP|Task Forceの中心
最初の主役は当然Pickupです。
Task Forceの新しいCab。
Wrap-around Windshield。
Hooded Headlights。
新しいFender。
Pickup Box。
Rear Fender。
これらが一体となって、Advance-Designとは明らかに違う姿になりました。
1956 Chevrolet 3100 PickupについてGM Heritage自身が「1955年に新しくなったLight Duty PickupからのCarry-over」と説明していることからも、現在よく知られるTask Force Pickupの基本形が1955年に成立したことが分かります。
【画像予定:1955 Chevrolet Task Force Pickup Factory Photo】
3104|1/2-TON PICKUP
MUDIMUでPickupの中心に置くのが、
3104。
1955 Task ForceのLight-duty Pickupです。
この車は単なるTruckの一仕様ではありません。
Task Forceの新しいStylingを最も分かりやすく見せるBODYです。
Cab。
Hood。
Front Fender。
Pickup Box。
Rear Fender。
Running Board。
それぞれが新しいStyling languageでつながります。
No.43では、この3104を一台丸ごと追います。
LONGER PICKUP|Pickupは3104だけではない
ここがBODY図鑑として重要です。
1955 Chevrolet Pickupは、
3104だけではありません。
より長いWheelbase、より大きな積載能力を持つPickupも存在します。
3200。
3600。
3800。
そしてPickup BODY。
つまり現在のClassic Truck市場で「1955 Chevrolet Pickup」と一括りにされる車でも、FactoryではSeriesとChassisが違います。
MUDIMUではここを落としません。
ただし、
3204。
3604。
3804。
を一本ずつ3記事にする必要もありません。
No.45でLong & Heavy Pickup FAMILYとして比較する。
これで十分です。
PICKUPは「同じ顔で大きさが違う」
このPickup Familyが面白いのは、基本的なTask Force design languageを共有しながら、仕事量によってVehicle packageが変わることです。
見た瞬間、
「Task Force Pickupだ」
とは分かる。
しかし、
Wheelbase。
Bed。
Chassis。
Capacity。
まで見ると同じTruckではない。
BODY STYLEは似ている。しかしFactory Modelは同じではない。
これはPassenger Chevroletの150・210・Bel Airとは違ったTruckならではのVariationです。
CAMEO CARRIER|Pickupの中に突然現れた「Style」
そして1955年には、とんでもなく重要なBODYがあります。
Cameo Carrier。
Model 3124。
GMのHistorical Truck Galleryにも1955 Chevrolet Cameo Carrierが独立した歴史車として収録されています。
普通のPickupとは明らかに違います。
Cameoは荷物を運ぶためだけのTruckではありません。
Truckを格好よく所有する。
という考え方が前面に出てきます。
【画像予定:1955 Chevrolet Cameo Carrier Factory Photo】
3124|普通の3104とは何が違うのか
Cameo Carrierは1/2-ton Pickup系ですが、単純に3104へ豪華なTrimを追加しただけ、と考えると浅い。
Cargo Box sideの見せ方。
Rear Fender周辺。
Tail treatment。
Cabとの視覚的な連続性。
そしてReinforced Plasticを使った外装部品。
Truckの荷台を、
「荷物を積む箱」から「Stylingの一部」へ見せる
方向へ進めています。
これはMUDIMUのBODY研究では絶対に外せません。
No.44で独立して追います。
3104と3124|同じ1/2-TONでも思想が違う
ここは1955 Task Forceで特に面白いところです。
3104 PICKUP
↓
仕事のためのPickup
3124 CAMEO CARRIER
↓
仕事+Stylingを売るPickup
もちろん3104にもStylingはあります。
しかしCameoはさらに一歩進んだ。
ChevroletがPickup Buyerに、
Utility以外の価値
を売り始めています。
1955 Passenger ChevroletでStylingが大きな商品価値になったのと同じ時代に、Truckでも別の形で同じ変化が起きていました。
PANEL|荷室をBODYで包んだChevrolet
次が、
Panel。
Pickupの後ろを単純にRoofで覆っただけ、と考えてはいけません。
1955 Truck Engineering Featuresでは、Panel Body structureそのものが新しいStylingに合わせて変更されたことが説明されています。
RoofはよりFlatになり、新しいRoof Bowを採用。
Body side outer panelはUpper railを一体化。
さらにRear FenderをBody side panelへ組み込むことで、強度だけでなく、よりStreamlinedな外観を狙っています。
これはBODY好きにはかなり面白い。
PANEL|Pickupとは別BODYとして見る
Panelは、
Cab+Pickup Box。
ではありません。
Cab後方まで閉じたCommercial Body。
Side panel。
Roof。
Rear doors。
Cargo floor。
これらが専用に構成されます。
特に1955 Task ForceではRear Doorまで新しいBODY slopeに合わせてRedesignされています。
だからMUDIMUでは、
Pickupの派生車
という一言で終わらせません。
No.46で独立して追います。
SUBURBAN CARRYALL|Panelに窓を付けただけではない
そしてMUDIMUで絶対に落としたくないのが、
Suburban Carryall。
見た目だけならPanelのSideにWindowを付けたようにも見えます。
しかし用途が違います。
荷物を運ぶPanel。
人と荷物を運ぶSuburban。
現在まで続くChevrolet Suburbanの長い歴史を考えても、非常に重要なBODYです。
3106・3116|Suburbanにも違いがある
1955 Engineering資料には3116 Suburbanの新しいWide End Gateが明記されています。
TailgateはLiftgateを閉じたままでも下げられる構造となり、荷物の積み下ろしを改善。
Side WindowsもUnit assemblyとして取り付けられ、Sealing改善が図られています。
つまりSuburbanでは、
「窓付きPanel」
ではなく、
Passenger / Cargo兼用BODYとしてRear openingやWindowまで設計している。
ここをNo.47で掘ります。
PANEL vs SUBURBAN|似ているからこそ比較する価値がある
MUDIMUがBODY Variationを追う意味が、ここにあります。
PANEL
│
├─ Closed Side Body
├─ Cargo中心
└─ Rear Doors
SUBURBAN
│
├─ Side Windows
├─ Passenger + Cargo
└─ Tailgate / Liftgate系
基本Architectureは近い。
しかしBODYの目的が違う。
そして目的が変わることで、
Glass。
Rear opening。
Interior。
Seat。
Cargo access。
が変わります。
名前だけ違うのではありません。
PLATFORM|Cabの後ろを自由に使うTruck
さらに仕事用BODYへ進むと、
Platform。
があります。
これはPickupのようにFactory pickup boxを持つのではなく、FlatなLoad platformを中心とするTruckです。
農業。
配送。
建築。
さまざまな仕事に対応できます。
Factory lineupとして重要ですが、MUDIMUでSeriesごとに細分化する必要はありません。
BODY TYPEとして存在をきちんと残す。
それでいい。
STAKE|Platformからさらに用途を広げる
Stake Bodyも同じです。
Platformの周囲へStake rackを持つ仕事用BODY。
Factory資料を細かく追えば、複数Series・Wheelbase・Capacityへ展開されています。
しかし、
「3609」
「3809」
「4109」
「4409」
と一本ずつ記事化していけば、完全にTruck図鑑になります。
やりません。
MUDIMUでは、
StakeというBODYがTask Force Familyに存在した。
そしてPlatformとどう違ったか。
そこまでを押さえます。
FORWARD CONTROL|普通のPickupとはBODY構成そのものが違う
もう一つ、形として無視できないのが、
Forward Control。
Engine・Driver・Front axleの位置関係を変え、通常のConventional Truckとは異なるCab / Chassis構成を持ちます。
PickupやPanelほどMUDIMUの主役ではありません。
しかしTask ForceのBODY Variationを示すうえでは存在を落とせません。
だから、
独立記事を何本も作らず、Working Bodiesの中で代表として残す。
この扱いにします。
HEAVY-DUTY|ここから先は境界線を引く
1955 Chevroletには、さらに大型のTruckがあります。
Heavy-duty chassis。
Low Cab Forward。
Bus Chassis。
Special equipment。
Factory資料を全部追えば、いくらでも記事を増やせます。
しかし、それはMUDIMUの目的ではありません。
GM Heritage Archiveには1955 Chevrolet Truck 1st Series / 2nd SeriesのFactory資料が保存されているため、必要になればその存在や仕様を調べることはできます。
調べられることと、記事にすることは別です。
MUDIMUの境界線
1955 Truckについては、こう決めます。
深く追う
★★★★★
Pickup
Cameo Carrier
Panel
Suburban Carryall
まとめて追う
★★★
Long / Heavy Pickup
Platform
Stake
Forward Control
存在を記録
★
大型Heavy-Duty
Bus Chassis
特殊用途Chassis
これなら1955 ChevroletのTruck BODYを落とさず、Truck専門サイトにもなりません。
BODY NUMBERは裏では全部見る
記事にしないからFactory Model Numberを無視する、という意味ではありません。
むしろ逆です。
裏の研究台帳では可能な限り確認します。
なぜなら、実車が出てきたときに、
「この番号は何だ?」
へ答える必要があるからです。
ただし表の記事では、
読者に意味のある単位へまとめる。
これがMUDIMUのやり方です。
1955 TASK FORCEの面白さは「Truckの数」ではない
Factory lineupの数を数えるだけなら、Model listを転載すれば終わります。
MUDIMUが見たいのはそこではありません。
1955 Task Forceでは、
仕事だけのPickupから、
Styleを強く意識したCameoまである。
Cargo専用のPanelがある。
PassengerとCargoをつなぐSuburbanがある。
PlatformやStakeという純粋な仕事BODYもある。
つまりChevroletは一つの新しいCab / Chassis Familyから、
用途に応じてまったく違う「形」を作っていた。
これがBODY Variationです。
PASSENGER CHEVROLETと並べるとさらに面白い
1955 Passenger Chevroletでは、
2-Door Sedan。
4-Door Sedan。
Sport Coupe。
Convertible。
Wagon。
Nomad。
とBODYが枝分かれしました。
Truck側でも、
Pickup。
Cameo。
Panel。
Suburban。
Platform。
Stake。
へ枝分かれしています。
つまり1955 Chevrolet全体を上から見ると、
1955 CHEVROLET
│
├─ PASSENGER
│ ├─ Sedan
│ ├─ Hardtop
│ ├─ Convertible
│ ├─ Wagon
│ └─ Nomad
│
└─ TRUCK
├─ Pickup
├─ Cameo
├─ Panel
├─ Suburban
├─ Platform
└─ Stake
1955 Chevroletは、とにかく「形」が豊富だった。
ここがMUDIMUの中心です。
CAMEOとNOMAD|1955年に現れた二つの異端
ここは特に面白いところです。
Passenger側には、
Nomad。
Truck側には、
Cameo Carrier。
どちらも単なる実用品から一歩外へ出ています。
NomadはWagonにStyleを持ち込む。
CameoはPickupにStyleを持ち込む。
もちろん構造も目的もまったく違う車です。
しかし1955 Chevroletが、
実用BODYにも「欲しくなる形」を与えようとしていた
ことを考えると、この二台は同じ年に並べて見る価値があります。
CameoはGMの歴史Truck Galleryにも1955年型が残されている重要車です。
これは後でぜひ内部リンクでつなぎます。
MUDIMU BODY MAP|主役だけ残す
最後にもう一度整理します。
1955 TASK FORCE
3100 FAMILY
│
├─ 3104 Pickup
├─ 3124 Cameo Carrier
├─ 3105系 Panel
└─ 3106 / 3116 Suburban
PICKUP FAMILY
│
├─ 3104
├─ 3204
├─ 3604
└─ 3804
WORK BODY FAMILY
│
├─ Platform
├─ Stake
└─ Forward Control
HEAVY / SPECIAL
│
└─ 存在確認のみ
このくらいがちょうどいい。
全部知っている。しかし全部を記事にはしない。
CONCLUSION|Task ForceはPickup一台の名前ではない
1955 Chevrolet Task Forceを見るとき、3100 Pickupだけを見てはいけません。
Pickupがある。
Cameo Carrierがある。
Panelがある。
Suburban Carryallがある。
Platformがある。
Stakeがある。
Forward Controlまである。
それらが新しいTask Force世代の中で枝分かれしています。
しかしMUDIMUはTruck Catalogにはなりません。
BODY Variationとして意味のあるChevroletだけを深く追う。
その最初の一台が、
3104 Pickup。
1955 Task Forceの最も基本的なBODYであり、後のChevrolet Pickupへつながる新世代の出発点です。
次は、
No.43|1955 Chevrolet 3100 Pickup|3104、Task Forceの基本形。
Cameoへ行く前に、まず「普通のPickup」がどんなBODYだったのかをきちんと固めます。

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