06|1956 Chevrolet Wagon 完全ガイド|6種類もあったStation Wagonの世界

1956 Chevrolet No.06

1956 ChevroletのBODY Variationを語るなら、ここは絶対に外せません。

Station Wagonです。

Nomadだけではありません。

1956 Chevroletには、

150 Handyman
210 Handyman
210 Townsman
210 Beauville
Bel Air Beauville
Bel Air Nomad

という6種類のStation Wagonが用意されていました。

しかも、単にTrimを変えて6種類にしたわけではありません。

2-Doorと4-Door。

6-Passengerと9-Passenger。

Handyman、Townsman、Beauville、Nomad。

Seriesをまたいで、用途もBODYも違います。

1956 ChevroletのWagonは「Nomadとその他」ではない。6台を並べて初めて、その巨大なBODY体系が見えてくる。

これこそMUDIMUが追いたいChevroletです。


目次

SIX WAGONS|まず6台を並べる

1956 Chevrolet Passenger CarのStation Wagonは、次の6 Modelです。

SeriesWagonModelFisher StyleDoorPassenger
150Handyman15291263F26
210Handyman21291063F26
210Townsman21091062F46
210Beauville21191062FC49
Bel AirBeauville24191062DFC系49
Bel AirNomad24291064DF26

ここからが面白い。

6種類あっても、基本的な役割から見ると大きく、

2-Door / 6-Passenger

4-Door / 6-Passenger

4-Door / 9-Passenger

に分けることができます。

しかしNomadだけは、さらにSpecialty Wagonとして独自の位置にいます。


WAGON MAP|1956年の構造を見る

Series別にすると、もっと分かりやすい。

150 Series

Handyman
2-Door
6-Passenger

210 Series

Handyman
2-Door
6-Passenger

Townsman
4-Door
6-Passenger

Beauville
4-Door
9-Passenger

Bel Air Series

Beauville
4-Door
9-Passenger

Nomad
2-Door
6-Passenger

ここで気づきます。

210だけで3種類ある。

つまり1956 Chevrolet Wagonの中心は、実は210 Seriesです。

Nomadが最も有名でも、Wagon体系全体を見るなら210を外すことはできません。


HANDYMAN|2-Door Wagonが二つある

まずMUDIMUが大好きなところから。

1956年にはHandymanが二台あります。

150 Handyman

そして、

210 Handyman。

どちらも、

2-Door。

6-Passenger。

Station Wagonです。

しかし同じ車ではありません。


150 HANDYMAN|1529 / 1263F

150 SeriesのWagon。

Model 1529。

Fisher Style、

1263F。

2-Door / 6-Passenger Station Wagonです。

150らしく、Chevrolet Wagon Familyの実用側を担当します。

華やかなBel Airでもない。

Nomadでもない。

でも、

1956 Chevroletの2-Door Wagon。

これだけで十分に面白い。

MUDIMUではNo.08で、

150 Handyman — 1263F

として一台だけで掘ります。


210 HANDYMAN|2129 / 1063F

もう一台が、

210 Handyman。

Model、

2129。

Fisher Style、

1063F。

こちらも2-Door / 6-Passenger Wagon。

150 Handymanと基本的な用途は近い。

しかしSeriesが違い、Fisher Styleも、

1263F

1063F

と区別されています。

「Handymanだから同じBODY」と考えない。

ここがMUDIMUです。


1263F vs 1063F|二台のHandyman

1956 Chevroletを市場で探すと、

「1956 Chevy Handyman Wagon」

とだけ書かれている個体があります。

でも、それだけでは足りません。

150なのか。

210なのか。

それによってModel NumberもFisher Styleも変わります。

150 Handyman

1529
1263F

210 Handyman

2129
1063F

です。

そしてExterior TrimやInteriorもSeriesによって違います。

この二台はNo.08とNo.09で個別に追います。


TOWNSMAN|2109 / 1062F

次に4-Door Wagon。

210 Townsman。

Model、

2109。

Fisher Style、

1062F。

4-Door。

6-Passenger。

Station Wagonです。

2-Door HandymanよりFamily Useを強く意識したBODYです。

しかし1956年のChevroletには、この1062Fを起点にさらに面白い展開があります。


1062F|ここからWagon Familyが始まる

1956 Chevrolet Wagon研究で覚えておきたい番号。

1062F。

210 Townsmanです。

そして次の210 Beauvilleでは、

1062FC。

さらにBel Air Beauvilleでは、

1062DFC系。

となります。

つまり、

1062F

1062FC

1062DFC

という非常に興味深いBODY Code Familyが見えてきます。

これをMUDIMUでは独立テーマにします。

No.15、

1956 Chevrolet 1062 BODY FAMILY|F・FC・DFC

です。


BEAUVILLE|1956年の重要Wagon

1956 Chevrolet WagonでNomadと同じくらい重要なのが、

Beauville。

なぜなら1956年、Chevroletは9-Passenger Station WagonをLineupへ加えたからです。

しかも一台ではありません。

210 Beauville

そして、

Bel Air Beauville。

二つあります。

1956 Chevrolet Engineering Featuresでも、1956年にtwo nine-passenger Station Wagonsが追加されたことが説明されています。


210 BEAUVILLE|2119 / 1062FC

210 Seriesの9-Passenger Wagon。

Model 2119。

Fisher Style、

1062FC。

4-Door。

9-Passengerです。

Townsmanが6人。

Beauvilleが9人。

つまり同じ210の4-Door Wagonでも、

乗車定員によって別のBODY設定

になっています。

これは単なる豪華Trimの違いではありません。


BEL AIR BEAUVILLE|2419 / 1062DFC系

その上に位置するのが、

Bel Air Beauville。

Model、

2419。

4-Door。

9-Passenger。

Bel Air Seriesの大型Family Wagonです。

ここで210 Beauvilleとの関係が面白くなります。

210:

1062FC

Bel Air:

1062DFC系

という形で、同じ9-Passenger 4-Door Wagon FamilyをSeries違いで追うことができます。

ただしFisher Style末尾表記は資料による表記差を確認しているため、No.12でPrimary資料をさらに照合して確定します。

ここは数字を無理に固定しません。


SIX vs NINE|見た目だけでは終わらない

1956 Chevroletの4-Door Wagonには、

6-Passengerと9-Passengerがあります。

6-Passenger:

210 Townsman

9-Passenger:

210 Beauville

Bel Air Beauville

です。

つまり、

4-Door Wagonだから同じ、ではない。

座席構成。

Cargo Space。

Rear Seat Arrangement。

Series。

Trim。

それぞれを見る必要があります。

No.14では、

6-Passenger vs 9-Passenger Wagon

として、この違いそのものを研究します。


NOMAD|2429 / 1064DF

そして有名な、

Bel Air Nomad。

Model、

2429。

Fisher Style、

1064DF。

2-Door。

6-Passenger Station Wagon。

1955年に登場したNomadは、1956年にも継続されました。

独特のRoof Line。

傾斜したB-Pillar。

特徴的なRear Quarter。

一般的なChevrolet Wagonとは明らかに違うSpecialty性を持っています。

もちろん重要です。

ただしMUDIMUでは、

Nomadだけで1956 Wagonを語らない。

ここが重要です。


NOMAD vs HANDYMAN|同じ2-Door Wagonでも別世界

ここは最高に面白い比較です。

1956 Chevroletには2-Door Wagonが、

3種類

あります。

150 Handyman。

210 Handyman。

Bel Air Nomad。

すべて、

2-Door。

6-Passenger。

Wagon。

しかしBODY Characterは全然違います。

150 Handyman

実用性を強く残した150 Wagon。

210 Handyman

より装備を充実させた実用2-Door Wagon。

Bel Air Nomad

Stylingを前面に出したSpecialty Wagon。

つまり1956年には、

同じ「2-Door 6-Passenger Wagon」という条件だけでも、三つのChevroletから選べた。

これは今見るとかなり贅沢です。


WHY TWO DOORS?|なぜWagonに2枚ドアなのか

現代の感覚では、

Wagon=4-Door。

ほぼこれが普通です。

しかし1950年代のAmerican Carでは、2-Door Station Wagonは決して特殊な存在ではありません。

Chevroletも150と210にHandymanを設定しました。

つまり2-Door Wagonは、

NomadのようなSpecialty Carだけではない。

実用品としても存在していた。

ここが重要です。

Nomadだけを見ていると、

「2-Door Wagon=Style優先」

に見えてしまいます。

でもHandymanを見ると違う。

1956 Chevroletでは、2-Door Wagonは実用車でもあった。

この視点はMUDIMUでかなり大切にします。


SIX WAGONS|名前だけで分類すると間違える

1956 Chevrolet Wagonには、

Handymanが二台。

Beauvilleも二台。

あります。

つまり、

車名だけではBODYを特定できません。

「1956 Handyman」

では不十分。

150なのか210なのか。

「1956 Beauville」

でも不十分。

210なのかBel Airなのか。

だから、

Series

Model Number

Fisher Style

BODY

まで降りる。

MUDIMUがこの順番にこだわる理由です。


1955 vs 1956|Wagonはどう変わったのか

1956年のWagonを理解するには、1955年との比較も重要です。

1955 Chevroletにも、

Handyman。

Townsman。

Beauville。

Nomad。

などのWagonが存在しました。

しかし1956年には大きな変化があります。

特に重要なのが、

9-Passenger Wagonの追加。

1956 Engineering Featuresでは、新たに二つの9-Passenger Station Wagonが加わったことが明記されています。

つまり1956 Chevroletは、

Styleだけを変えたのではありません。

Wagonの使い方そのものを広げた。


FAMILY CAR|9人乗れるChevrolet

9-Passenger。

今考えてもかなりの人数です。

Sedanではなく、

Station Wagon。

Family。

荷物。

旅行。

仕事。

大人数。

1956 Chevrolet Wagonは、現在のClassic Carとして見るとStyleばかりに目が行きます。

しかし当時は、

生活の道具

でもありました。

だからこそ、MUDIMUでは外観だけでなく、

Seat Arrangement。

Passenger Capacity。

Cargo Area。

Tailgate。

Rear Body。

まで追います。


WAGON HIERARCHY|価格順だけでは見えない

大まかには、

150。

210。

Bel Air。

とSeriesの階層があります。

しかしWagonをBODYで見ると単純な上下関係ではありません。

150には2-Door Handyman。

210には2-Door Handyman、6-Passenger Townsman、9-Passenger Beauville。

Bel Airには9-Passenger Beauvilleと2-Door Nomad。

つまり、

Seriesが上がればBODYが一つずつ豪華になる

という構造ではない。

それぞれ役割が違います。

これがChevrolet Wagon Familyの面白さです。


PRODUCTION|Nomadだけが希少だったのか

1956年Production資料の一系統では、

150 Handyman:13,487
210 Handyman:22,038
210 Townsman:113,656
210 Beauville:17,988
Bel Air Beauville:13,279
Bel Air Nomad:7,886

という数字が記録されています。

この数字を見ると、Nomadの少なさは確かに目立ちます。

しかし同時に面白いのが、

Townsmanの多さ。

現在のCollector Marketで目立つ車と、当時大量に使われた車は同じではありません。

現代で有名なBODYと、1956年当時のChevroletを支えたBODYは別かもしれない。

ここもMUDIMUが追うテーマです。

Production NumberはNo.32で資料間の差を再検証します。


BODY FAMILY|6台を形で再分類する

MUDIMU式に、車名を一度消してみます。

2-Door / 6-Passenger

150 Handyman — 1263F
210 Handyman — 1063F
Bel Air Nomad — 1064DF

4-Door / 6-Passenger

210 Townsman — 1062F

4-Door / 9-Passenger

210 Beauville — 1062FC
Bel Air Beauville — 1062DFC系

こうすると、Chevroletが何をやっていたのかが見えてきます。

ドア数。

乗車人数。

Series。

Styling。

この組み合わせで6台を作っていたのです。


MUDIMU VIEW|Nomadの陰にいるWagonを拾う

Classic ChevroletのWagonと聞けば、

Nomad。

これは当然です。

Nomadは素晴らしい。

でもMUDIMUが本当に面白いと思うのは、その横です。

150 Handyman。

210 Handyman。

Townsman。

Beauville。

こういう車たちです。

特に、

2-Door Handyman。

現代のWagonにはほとんど存在しない構成です。

実用車なのに2枚ドア。

派手ではないのにStyleがある。

Nomadを知っている人は多い。でも、1956年にHandymanが150と210の両方にあったことまで知ると、Chevroletの見え方が変わる。

これがMUDIMUでやりたいことです。


WHICH ONE IS MUDIMU?|6台から一台選ぶなら

Nomadではありません。

もちろんNomadは欲しい。

でも一台選ぶなら、

210 Handyman。

2129。

1063F。

2-Door。

6-Passenger。

普通のChevrolet Wagon。

それなのに2枚ドア。

こんなBODYが普通にCatalogへ載っていた時代。

そこに1950年代Chevroletの面白さがあります。


CONCLUSION|1956 Chevrolet Wagonは6台全部見て初めて分かる

1956 Chevroletには6種類のStation Wagonがありました。

150 Handyman

210 Handyman

210 Townsman

210 Beauville

Bel Air Beauville

Bel Air Nomad

2-Door。

4-Door。

6-Passenger。

9-Passenger。

実用Wagon。

Family Wagon。

Specialty Wagon。

これだけ違う役割を、一つのChevrolet Lineupの中で用意していました。

だから、

1956 Chevrolet Wagon=Nomad

ではありません。

Nomadは6台のうちの一台。その周囲にいた5台まで見たとき、1956 Chevrolet Wagonの本当の姿が見えてくる。

そして次から、この6台をさらに一台ずつ分解します。

まず次は、

07|1956 Chevrolet 2-Door Wagon|HandymanとNomad、3台の2ドアWagonを追う。

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この記事を書いた人

1959、1960、1962、1968年式Chevroletの所有経験を持つ。現在、当時のChevrolet資料をもとにBODY、COLOR、TRIMを中心とした日本語アーカイブを構築中。

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