1955 Chevrolet Suburban|3106と3116、Rear Doorの違いを徹底研究

第30回|1955 Chevrolet Suburban

目次

3106と3116、後ろの開き方まで選べたTask Force

1955 Chevrolet Suburban|3106と3116、Rear Doorの違いを徹底研究

現在までMUDIMUでは、1955 Chevrolet TruckのBODYを順番に追ってきました。

3104 Pickup。

3204 Long Pickup。

3105 Panel。

そして今回が、

Suburban Carryall

です。

一見するとPanelに近い箱型のChevrolet Truck。

しかしPanelがCargoを中心にしたBODYなのに対し、Suburban Carryallは人を運ぶことまで考えたBODYとして存在します。

しかも1955 Chevroletでは、Suburbanを一種類作って終わりではありません。

3106

3116

という二つのModelが確認できます。

大きな違いは後ろ。

Rear Panel Doors

なのか。

End Gate

なのか。

1955年のChevroletは、箱型BODYの**「後ろをどう開けるか」までVariationにしていました。**


SUBURBAN CARRYALL|現代のSUVだけで見ない

現在「Suburban」と聞けば、大型SUVを思い浮かべる人が多いでしょう。

しかし1955年型を見るとき、現代のSuburban像をそのまま持ち込むとBODYの意味を見失います。

当時の資料を追ううえでは、

Suburban Carryall

という名称が重要です。

Truck Chassisを基礎にしながら、

長いRoof。

Rear Side Glass。

Passenger Space。

Cargo Space。

を組み合わせた箱型BODY。

MUDIMUでは現代的なカテゴリーへ無理に置き換えず、当時のChevroletがどう呼び、どう分類していたかを残します。


BASIC DATA|3106と3116

現在のMUDIMU基本台帳では次のように整理します。

項目31063116
Year19551955
Generation2nd Series / Task Force2nd Series / Task Force
Series3100系3100系
BODYSuburban CarryallSuburban Carryall
Wheelbase114 in114 in
Rear configurationPanel DoorsEnd Gate

つまり、

Seriesも同じ。

Wheelbaseも同じ。

基本用途もSuburban Carryall。

それでもModel Numberが違う。

Rear Openingが違うからです。

これが今回最大のポイントです。


3106|Panel Doors

まず3106。

MUDIMU台帳では、

3106=Suburban Carryall / Rear Panel Doors

として整理します。

後部開口部を左右方向に開くPanel Door型で構成するタイプです。

箱型Commercial Chevroletとのつながりを感じさせる仕様です。

後ろから見れば、

中央で分かれるDoor構成

が重要な識別ポイントになります。

【画像予定:3106 Rear Panel Doors構造図】


3116|End Gate

一方の3116。

こちらは、

3116=Suburban Carryall / End Gate

として区別します。

同じSuburban Carryallでも、Rear Openingの方式が違う。

ここが面白い。

BODY全体を大きく作り替えなくても、

最後部の構造を変えることで別Modelとして商品化する。

ChevroletのBODY Variationは、SedanかWagonかという大分類だけではありません。

こんなところまで細かく枝分かれしています。


SAME SUBURBAN, DIFFERENT REAR|後ろ姿でModelが変わる

3106と3116を横からだけ見た場合、非常によく似て見える可能性があります。

しかし後ろへ回る。

すると違う。

3106

Rear Panel Doors

3116

End Gate

つまり1955 Suburbanを見るときは、

Front。

Side。

だけではなく、

Rear View

まで確認する必要があります。

MUDIMUでは、これをBODY Identificationの基本にします。


なぜ2種類必要だったのか

ここで疑問が出ます。

なぜChevroletは同じSuburban Carryallに、Rear Openingを2種類用意したのでしょう。

用途を考えると非常に面白い。

Rear Panel DoorsにはRear Panel Doorsの使い方。

End GateにはEnd Gateの使い方があります。

荷物を積む。

人を乗せる。

後部から乗り降りする。

狭い場所で開ける。

大きな荷物を扱う。

ただし、どの用途をChevroletが公式にどのように訴求していたかについては、Period BrochureやEngineering資料をさらに確認してから断定します。

MUDIMUでは、

構造から想像できる利点と、Chevroletが当時説明した用途を混同しない。

ここは守ります。


PANEL vs SUBURBAN|箱型BODYの分岐

前回の3105 Panelと並べると、さらに面白くなります。

3105

Panel

Cargo中心。

Rear SideはSolid Panelを基本とする箱型Commercial BODY。

3106 / 3116

Suburban Carryall

Passenger accommodationを持つ箱型BODY。

Rear Side Glassが重要な外観上の違いになります。

つまり、

3105 → 荷物

3106 / 3116 → 人+荷物

という大きな用途の分岐が見えてきます。


WINDOW|ガラスがBODYの用途を語る

PanelとSuburbanを比較すると、Windowが単なるStyling Elementではないことがよく分かります。

PanelではSolid SideがCargo Spaceを作る。

SuburbanではRear Side GlassがPassenger Spaceの存在を外から示す。

つまり、

Glass Configurationを見ると、そのChevroletが誰のために作られたBODYなのかが見えてくる。

MUDIMUがBODY研究でGlassを重視する理由です。


3105 / 3106 / 3116|数字で見るとさらに面白い

並べてみます。

ModelBODYRear-side characterRear configuration
3105PanelCargo-oriented solid sidePanel cargo opening系
3106Suburban CarryallPassenger windowsPanel Doors
3116Suburban CarryallPassenger windowsEnd Gate

※3105のRear Door詳細については、1955 2nd Series一次資料との照合を継続します。

この並びは非常に重要です。

3105。

3106。

3116。

Model Numberが変わるたびに、

BODYの役割が変化している。

TruckのModel Numberを追う面白さがここにあります。


PICKUPからSUBURBANまで|3100は一台ではない

「1955 Chevrolet 3100」と聞くとPickupを思い浮かべがちです。

しかし実際のBODY MAPを見ると、

3104 Pickup。

3105 Panel。

3106 Suburban Carryall。

3116 Suburban Carryall。

さらに3124 Cameo Carrier。

同じ3100系周辺に、かなり違うBODYが並びます。

つまり、

3100=Pickup

とだけ覚えると不十分です。

MUDIMUではSeries Nameではなく、その下のModelまで追います。


3104 vs 3105 vs 3106/3116

ここまでの記事を一度まとめましょう。

3104

Open Cargo Bed。

Pickup

3105

Enclosed Cargo Body。

Panel

3106 / 3116

Passenger+Cargoの箱型BODY。

Suburban Carryall

同じ114-inch Wheelbase側から、

まったく違う実用BODYが作られている。

これは1955 Chevrolet Truckの重要な特徴です。

Chassisだけを見ても、ChevyのBODY体系は分からない。


SUBURBANは「豪華なPanel」ではない

ここも注意したいところです。

PanelとSuburbanは似ています。

だから、

「Panelに窓とSeatを付けたもの」

と簡単に説明したくなります。

しかしMUDIMUでは、一次資料・Body Parts・Interior Structureまで確認しない段階で、

完全に同じ基本BODYへ装備だけ追加した

とは断定しません。

PanelとSuburbanには構造上の共通性がある可能性が高い。

しかし、

Window Opening。

Interior。

Seat Mounting。

Rear Body。

Trim。

などを確認する必要があります。

似ていることと、同じBODYであることは別。

これはMUDIMUの基本ルールです。


REAR DOOR|BODY Variationはドア枚数だけではない

乗用車では、

2-Door Sedan。

4-Door Sedan。

2-Door Wagon。

4-Door Wagon。

とDoor Countが大きな分類になります。

Truckではさらに面白い。

同じSuburbanでも、

Rear Panel Doors。

End Gate。

でModelが分かれる。

つまりBODY Variationは、

「何枚ドアがあるか」だけではなく、「どう開くか」まで含む。

1955 Chevroletの図鑑を本気で作るなら、ここを落とせません。


REAR VIEW MATTERS|中古車写真で必ず見る場所

1955 Suburbanの現車を調べるなら、Rear Photoは必須です。

Frontだけでは、

3106なのか3116なのか分からない。

Side Photoでも判断しにくい場合がある。

後ろを見る。

Rear Openingを見る。

そしてModel Identificationと照合する。

MUDIMUでは、

Front → Side → Rear → Identification

の順に確認します。


MODIFIED SUBURBAN|70年後の姿をそのまま信じない

1955年から現在まで約70年。

Commercial系Chevroletは特に、長い年月の間にさまざまな変更を受けています。

Rear Door。

Glass。

Seat。

Interior。

Chassis。

Suspension。

Engine。

Paint。

Trim。

だから、

現在の姿=Factory Specification

とは考えません。

Rear OpeningがFactory通りなのか。

Model Numberと一致するのか。

後年にBODY Modificationされていないか。

これを確認します。


SUBURBANという名前の長さ

Suburbanという名称はChevrolet史の中で非常に長く続く名前です。

しかし、その長い歴史を現代のSUVから逆算して見るだけでは面白くありません。

1955年のSuburban Carryallを見ると、

Commercial Truck。

Passenger Transport。

Cargo。

Panel BODY。

Rear Opening Variation。

という、現在とはかなり違う文脈が見えてきます。

だからMUDIMUでは、

1955年のSuburbanを、1955年の資料から見る。

後世のイメージを先に置きません。


MUDIMU BODY MAP|3105・3106・3116を並べる

画像整備では、ぜひ作りたい図があります。

同じSide Scaleで、

3105 Panel

3106 Suburban

3116 Suburban

を並べる。

そして、

Side Glass。

Rear Opening。

Model Number。

を表示する。

さらにRear Viewを追加し、

3106 Panel Doors。

3116 End Gate。

を比較する。

【画像予定:1955 Chevrolet Panel / Suburban BODY MAP】

これは普通の車紹介記事ではほとんど作られない資料です。

だからこそMUDIMUの資産になります。


BODY VARIATION|「そんなところまで違う」が面白い

1955 Chevroletを調べ始めると、

150。

210。

Bel Air。

というSeriesから始まります。

しかし深く入ると、

1211B Utility Sedan。

1263F Handyman。

1064DF Nomad。

1271 Sedan Delivery。

そしてTruckでは、

3105 Panel。

3106 Suburban。

3116 Suburban。

3124 Cameo Carrier。

まで出てくる。

「そんな仕様まであったのか!」

この発見こそMUDIMUです。


1955 CHEVROLET SUBURBAN

同じSuburbanでも、後ろが違う。

1955。

2nd Series。

Task Force。

3100系。

114-inch Wheelbase。

Suburban Carryall。

しかし一種類ではありません。

3106 — Rear Panel Doors

3116 — End Gate

同じ名前。

同じ基本用途。

同じWheelbase。

それでもRear Openingが違えばModel Numberまで違う。

これは小さな違いではありません。

Chevroletは「人と荷物を運ぶ箱」の後ろの開き方まで選択肢にしていた。

だから1955 Chevrolet Suburbanを一台の代表車だけで説明してはいけない。

3106と3116。

両方残して初めて、

1955 Chevrolet Suburban BODY MAP

になります。


MUDIMU Research Note

本記事では1955 Chevrolet Truck 2nd Series / Task ForceのSuburban Carryallを対象とし、現在、

3106=Rear Panel Doors

3116=End Gate

Wheelbase=114 inches

として台帳化しています。

今後さらに一次資料で、

Rear Panel Doorの正式構造・開閉方式

3116 End Gateの上下構成

Seat Configuration / Passenger Capacity

Rear Side Glass

3105 PanelとのBody Parts共通性

Interior Trim

Factory Color

GVW / Payload

を確認します。

また1955 1st Series側にも3106 / 3116系統が存在するため、2nd Series資料と混在させません。

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この記事を書いた人

1959、1960、1962、1968年式Chevroletの所有経験を持つ。現在、当時のChevrolet資料をもとにBODY、COLOR、TRIMを中心とした日本語アーカイブを構築中。

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