30|1956 Chevrolet Interior & Trim|150・210・Bel Airは室内で何が違ったのか

1956 Chevrolet No.30

1956 Chevroletを外から見れば、150・210・Bel Airの違いは比較的分かりやすい。

Side Molding。

Chrome。

Two-Tone。

Emblem。

Wheel Cover。

しかし、ChevroletはSeriesの差を外装だけで作っていたわけではありません。

Interior。

ここにも、150・210・Bel Airそれぞれの立場がはっきり出ています。

しかも厄介なのは、同じSeriesでもBODYによってSeat MaterialやFloor Treatmentが変わることです。

150 Sedanと150 Wagon。

210 SedanとDelray。

Bel Air SedanとConvertible。

Nomad。

全部を「150の内装」「210の内装」「Bel Airの内装」と一括りにはできません。

1956 ChevroletのTRIMは、Seriesだけでは決まらない。SERIES × BODY × TRIM CODEで見る。

今回はここを整理します。


目次

TRIM CODE|まずFisher Body Tagを見る

1956 ChevroletのFisher Body Plateには、

STYLE

BODY

TRIM

PAINT

などが記録されています。

TriFiveWorldのTrim Tag資料では、TRIM欄の3桁数字は、その年式・Modelに対応するInterior colors and materialsを示すCodeと説明されています。たとえば1956年の例としてTRIM 591=Blueが示されています。

つまり実車を調べるとき、

「Seatが赤いから赤内装」

ではありません。

まず、

TRIM XXX

を見る。

そこからFactory Interiorへ戻ります。

これはCOLORとまったく同じ考え方です。

現在のSeatを見るな。TRIM CODEから工場出荷時のInteriorへ戻る。


150|安いからInteriorが全部同じ、ではない

Series 150はChevroletの最も実用側のLineです。

しかしInteriorは単純な「最低グレード仕様」ではありません。

1956 Fact Sheetでは、150 Seriesの標準Interiorとして、

cloth and vinyl upholstery、

Station Wagonではall-vinyl upholstery、

black rubber floor mats、

driver’s sideのみのsun visor、

two-spoke steering wheel with horn ring、

lockable glove box、

dome light

などが整理されています。

ここだけでも、BODYによる違いがあります。

Sedan系。

Wagon。

Utility Sedan。

Sedan Delivery。

同じ150でも使い方が違うため、Interiorも同じではありません。


150 SEDAN|実用Seriesの基本Interior

通常の150 Sedanでは、

cloth + vinyl upholstery

が基本です。

Floorはblack rubber mat

これは210・Bel Airの上級Interiorとは明確に性格が違います。

ここで重要なのは、

「安い材料だった」

だけではありません。

150というSeriesは、

掃除しやすい

傷みにくい

実用品として使いやすい

という方向へInteriorが作られています。

BODY外側と同じです。

150は飾りを減らしただけのBel Airではありません。

使い方を変えたChevroletです。


150 WAGON|Station WagonだけMaterialが変わる

150 Handyman Wagonでは、Fact Sheet上、

all-vinyl upholstery

とされています。

これはかなり納得できます。

Wagonは人だけでなく荷物を積む。

泥。

水分。

荷物の擦れ。

家族用途。

仕事用途。

そう考えると、clothよりvinylの方が実用的です。

つまり150 Wagonでは、

BODY用途がInterior Materialへ直接反映されている。

ここがMUDIMUでは大事です。


UTILITY SEDAN|後席がないInterior

No.16で見た150 Utility Sedan。

Model 1512。

Fisher Style 56-1211B。

3-passenger。

後席の代わりにRear Luggage / Utility Spaceを持つ特殊BODYです。

この車を普通の150 2-Door Sedanと同じInteriorとして扱うのは無理があります。

SeatはFrontのみ。

後ろはPassenger AreaではなくUtility側。

つまり1211Bでは、

Interior LayoutそのものがBODY identityの一部

です。

TRIM研究でもSeat Materialだけを見るのでは足りません。

何席あるか。

後席空間を何に使うか。

まで含めます。


SEDAN DELIVERY|InteriorというよりWORK SPACE

No.17のSedan Delivery。

Model 1508。

Fisher Style 1271。

2-passenger。

3-door。

3-window Panel Delivery。

ここではInterior後半部がPassenger Cabinではありません。

Cargo Spaceです。

だから150 Sedanとの比較でも、

Seat Fabric。

Door Trim。

Floor Mat。

だけではなく、

Cargo Floor。

Side Panel。

Rear access。

Partition的なTreatment。

まで見なければいけません。

MUDIMUではInteriorを「Seatの柄」に縮めません。


210|中間SeriesはInteriorも明確に一段上

210 Seriesは150より明確に豪華になります。

1956 Fact Sheetでは、210に、

two sun visors、

ash trays、

cigarette lighter、

richer interior trims、

vinyl and cloth trims、

vinyl-coated rubber floor mats

などが記されています。さらにCustom-colored upholsteryもOptionとして存在したとされています。

150と並べると違いはかなり明確です。

項目150210
UpholsteryCloth + Vinyl中心より上級なVinyl + Cloth
WagonAll-vinylBODY別設定
FloorBlack Rubber MatVinyl-coated Rubber Mat系
Sun VisorDriver side 1枚が基本2枚
Ash Tray / LighterBODY差あり標準装備が充実
Interior Color実用中心選択肢が拡大

210は単なる「Chromeが少し多い150」ではありません。

Interior equipmentまで中間Seriesとして設計されています。


DELRAY|210の中にいた別格Interior

そして210 Interiorで絶対に外せないのが、

Delray Club Coupe。

Model 2124。

Fisher Style 1011A。

No.18でBODYを調べました。

Delrayは独立Seriesではありません。

210 Seriesの一Model。

しかしInteriorは明確に特別です。

1956 Fact SheetはDelrayについて、

deep pile carpeting

all-vinyl upholstery

を装備するとしています。

ここが非常に面白い。

普通の210より豪華なInterior Treatment。

しかしSeriesとしてはBel Airではない。

つまりDelrayは、

BODYはPillared Club Coupe。Seriesは210。でもInterior Characterは210の中で特別。

こういう車です。


DELRAYは「Trim Package」だけでもない

Delrayを説明するとき、

「210の豪華内装版」

と書けば簡単です。

でもそれだけでは弱い。

Delrayは、

Model 2124。

Style 1011A。

Club Coupe。

という専用Factory Identityを持ちます。

だから、

Trimが豪華だからDelray

ではありません。

逆です。

Delrayとして生まれたBODYに、そのInterior Treatmentが組み合わされている。

後からVinyl SeatやCarpetを入れた210 2-Door SedanをDelrayとは呼べません。


BEL AIR|Interiorでも最上級Series

Bel Airは1956 Full-size Chevroletの上級Seriesです。

Fact Sheetでも、

richly appointed inside and out

と表現され、ExteriorだけでなくInteriorの豪華さが明確に位置付けられています。

ただしBel Airも一種類のInteriorではありません。

2-Door Sedan。

4-Door Sedan。

Sport Coupe。

Sport Sedan。

Convertible。

Beauville。

Nomad。

BODYが違います。

したがってBel Airを研究するときも、

Bel Air Interior = 1種類

ではありません。


BEL AIR SPORT SEDAN|BODYとTRIMが一体になる

No.23で紹介した1956 Bel Air Sport SedanのSurvivorには、

STYLE 56-1039D

TRIM 579

PAINT 708D

というTag例がありました。

ここで重要なのは、

TRIM 579を単なる「内装色」として見るのではなく、

1039DというBODYに設定されたInterior combination

として見ることです。

4-Door Hardtop。

B-PillarのないSide Opening。

そのBODY architectureの内側にどんなSeat、Door Trim、Color combinationが組み合わされていたのか。

これで初めて実車復元に使える資料になります。


CONVERTIBLE|固定RoofがないとInteriorの見え方も変わる

Bel Air Convertible。

Model 2434。

Fisher Style 1067DTX。

No.25で見たFactory Specificationsには、Convertible Model 2434専用のInterior specification sectionがあります。

これは非常に重要です。

Convertibleは固定Roofがありません。

Topを下げるとInteriorが外から丸見えになります。

つまりSeat。

Door Panel。

Instrument Panel。

Top Boot。

Exterior Paint。

Soft Top Color。

これらが一体でStylingになります。

Factory SpecificationsでConvertible Interiorが個別に扱われているのは、そのBODY特性と無関係ではありません。


CONVERTIBLEのINTERIOR COLOR|BODY COLORとセットで見る

1956 Bel Air ConvertibleではFactory資料上、

Ivory / Charcoal系、

Dark Turquoise、

Red、

Green / Blue系、

Yellow / Charcoal系、

Tan / Copper系、

Cream / Charcoal系

など複数のInterior combinationが確認できます。

ここでもExterior Colorとの相性が重要です。

たとえばNo.25で確認したSurvivorでは、

PAINT 700 Sierra Gold / Adobe Beige

と、

TRIM 621 Tan / Copper系

の組み合わせが残っています。

これは単に「茶色いSeat」ではありません。

ExteriorとInteriorが一台としてDesignされています。


NOMAD|1955とは違うInteriorへ

1956 NomadはExteriorだけでなくInteriorも重要です。

Over-Driveの1956 Fact Sheetは、1956 Nomadについて、1955年の独特なInterior / rear-wheel sheet-metal treatmentから変更され、他のBel Airとの共通性が高まったと説明しています。

これはNomad研究では非常に重要な変化です。

1955 Nomadは特殊性が強い。

1956は1064DFという特別なBODYを維持しつつ、

Bel Air familyとしての統一感を強めた。

つまりNomadは、

BODYは特殊。

Trim hierarchyはBel Air。

という二重性を持ちます。


WAGON|Seat Materialだけでは足りない

1956 ChevroletのWagon Interiorは特に複雑です。

6-passenger。

9-passenger。

2-Door。

4-Door。

150。

210。

Bel Air。

Nomad。

これだけBODYが違います。

9-passenger BeauvilleならThird Seat。

6-passenger Townsmanならそこが違う。

Nomadなら2-Door。

つまりInterior研究では、

Seat upholstery

だけでなく、

Seat count

Seat folding

Rear access

Cargo configuration

まで見る必要があります。

No.14で扱った6-Passenger vs 9-Passenger Wagonの差も、実はInterior & Trim研究の一部です。


TRIM CODE|3桁数字が「その車の内側」を残す

Fisher Body PlateのTRIM Codeは非常に強い資料です。

TriFiveWorldは1956 Trim Tagについて、3桁Codeがcolors and materials for a given model and yearを示すと説明しています。

つまり同じColor Nameが出てきても、

BODYが違えばCodeが違う可能性があります。

さらに、

Seat Material。

Pattern。

Bolster。

Door Trim。

Interior Color。

が一つのTrim Packageとして紐付いています。

だからMUDIMUでは将来的に、

TRIM CODE
↓
SERIES
↓
BODY
↓
SEAT MATERIAL
↓
SEAT COLOR
↓
DOOR PANEL
↓
FLOOR
↓
DASH / STEERING
↓
EXTERIOR PAINT COMPATIBILITY

まで台帳化する価値があります。


TRIM CODE=SEAT COLORではない

ここはかなり重要です。

TRIM Codeを、

「赤内装=何番」

とだけ考えるのは危険です。

TrimはSeat Colorだけではありません。

Material。

Pattern。

Combination。

Model applicability。

Door panel treatment。

Floor treatment。

こうした複数要素をまとめたFactory specificationです。

TRIM CODEは色番号ではない。そのBODYのInterior specificationを呼び出す番号。

この理解の方が正確です。


BODYが同じでもSERIESが違えばInteriorは違う

ここまでBODY研究をやってきたから、面白い比較ができます。

たとえば、

210 2-Door Sedan。

Bel Air 2-Door Sedan。

BODY familyとしては近い。

しかしSeriesは違う。

Exterior Moldingが違う。

そしてInterior Trimも違う。

同様に、

210 Sport Sedan 1039。

Bel Air Sport Sedan 1039D。

BODY Conceptは同じ4-Door Hardtop。

でもInterior hierarchyは違います。

BODYが同じだからInteriorも同じ、ではない。

これもMUDIMUの重要原則です。


SERIESが同じでもBODYが違えばInteriorは違う

逆もあります。

同じBel Airでも、

Sport Coupe。

Sport Sedan。

Convertible。

Beauville。

Nomad。

ではInterior configurationが変わります。

Rear Seat。

Door Panel長。

Quarter Trim。

Seat Folding。

Cargo Area。

Top mechanism interference。

全部違います。

つまり1956 Chevrolet Interiorを正確に見るには、

Series軸

だけでも、

Body軸

だけでも足りません。


SERIES × BODY|ここで初めてTRIMが読める

MUDIMUではこう整理します。

1956 CHEVROLET INTERIOR

SERIES
│
├─ 150
├─ 210
└─ Bel Air
      │
      ▼
BODY
│
├─ Sedan
├─ Club Coupe
├─ Hardtop
├─ Convertible
├─ Wagon
├─ Utility Sedan
└─ Sedan Delivery
      │
      ▼
TRIM CODE
      │
      ▼
MATERIAL / COLOR / PATTERN
      │
      ▼
FACTORY INTERIOR

これです。

TRIM Codeだけを一覧にしても意味が弱い。BODYと結び付ける。


FLOOR|見落とされるがSeries差が出る

Floor Treatmentも面白いポイントです。

150はblack rubber floor matsが基本。

210ではvinyl-coated rubber floor matsが基本となり、Delrayにはdeep-pile carpeting。

ここだけでもSeries / Model hierarchyが見えます。

つまり1956 Chevroletの豪華さは、

Chromeの量だけではありません。

足元まで違う。

Bel Airになるとさらに上級Interiorとして構成されます。

Classic Car RestorationではCarpetへ交換されている車が多いため、Factory specification確認が重要です。


SUN VISOR|こんなところにも150と210の差

150では基本装備としてDriver Side Sun Visor 1枚。

210ではTwo Sun Visors。

Fact Sheetはこの差も記録しています。

これは小さなEquipment差です。

しかしSeries hierarchyを知る資料としては面白い。

1956年に車を買った人は、

Exterior Chromeだけでなく、

助手席側Sun Visorがあるか

という日常的な場所でもGrade差を感じていたわけです。

こういう細部は、当時の「上級車」の意味をよく示します。


ASH TRAY & LIGHTER|1950年代の豪華装備

210にはash trayやcigarette lighterが標準的に充実していました。

現在見ると小さな話ですが、1950年代のPassenger CarではComfort / Convenience Equipmentです。

MUDIMUでは現在の価値観だけで、

「どうでもいい装備」

とは扱いません。

当時のSeries差を作っていたなら、それは資料です。


STEERING WHEEL|Interior hierarchyを見る場所

150と210にはtwo-spoke steering wheel with horn ringが記録されています。

しかしSeriesやInterior ColorによってWheel / Horn Treatmentの見え方も変わります。

ここは将来的に、

Steering Wheel Color。

Horn Ring。

Horn Button。

Column Color。

Dash Color。

まで追うとかなり強い資料になります。

Seatだけ撮ってInterior記事を終わらせない。

Driverが一番見る場所もTRIMです。


DASH|BODYは違っても共通する場所、違う場所

1956 ChevroletはSeries間でInstrument Panelの基本Architectureを共有する部分があります。

しかし、

Color。

Finish。

Trim pieces。

Accessories。

Gauge / equipment。

Radio。

Clock。

Padding Option。

などで見え方は変わります。

特に1956ではPadded Instrument PanelもOptionとして存在しました。Over-DriveのFact SheetでもSeat Belts、Shoulder Harnesses、Padded Dashboardがavailableだったとされています。

この辺りはTrimとAccessoryを分離して整理する必要があります。


ACCESSORYをTRIM CODEに混ぜない

ここも重要です。

Seat Belt。

Radio。

Clock。

Padded Dash。

Heater。

Power Window。

こうしたOption / Accessoryを、

TRIM Codeの内容

と混ぜてはいけません。

TrimはFactory Interior specification。

Accessoryは追加Equipment。

同じInterior写真に写っていても資料上は別系統です。

写真に写っているもの全部がTRIMではない。

MUDIMUではここを分けます。


RESTORED CAR|InteriorはExterior以上に変えられている

Classic ChevroletではInterior変更が非常に多い。

Seatを張り替える。

Carpetを入れる。

Door Panelを交換する。

Steering Wheelを変える。

Gaugeを追加する。

Vintage Airを入れる。

Consoleを作る。

だから現在のInteriorが綺麗でも、

Factory Correctとは限りません。

特にBel Air化された210。

Custom Interiorの150。

Nomad風に変更されたWagon。

ここではTrim Tagが重要になります。


BEL AIR CLONE|Exteriorだけでは終わらない

210をBel Air風にするModificationは珍しくありません。

Exterior Side Trim。

Emblem。

Wheel Cover。

Two-Tone。

ここまで変えれば外からはBel Airっぽくできます。

さらにInteriorもBel Air風に張り替える。

すると見た目だけではかなり分かりにくくなります。

だから、

STYLE。

TRIM。

PAINT。

VIN。

を確認する。

Trimは着替えられる。TagはFactory identityを追う手掛かりになる。

No.19・20のHardtop研究と同じです。


ORIGINAL INTERIOR|三段階で考える

COLORと同様、Interiorも3段階に分けます。

PERIOD-CORRECT INTERIOR

1956 Chevroletに存在したMaterial / Pattern / Colorを使っている。

MODEL-CORRECT INTERIOR

そのSeries・BODYに設定されたInterior仕様を再現している。

ORIGINAL-TO-THIS-CAR INTERIOR

その個体のTRIM Codeに一致するFactory specification。

この3つは違います。

たとえば1956 Bel Air用の正しいRed Interiorを入れていても、

その車がFactoryでRedだったとは限りません。


実車を見る順番

1956 Chevrolet Interiorを調べるなら、

1. YEAR

1956。

2. SERIES

150 / 210 / Bel Air。

3. BODY

Fisher Styleを確認。

4. TRIM CODE

Body Tagを読む。

5. Factory Trim Table

Color / Materialを照合。

6. Seat Pattern

7. Door Panel

8. Floor Treatment

Rubber / vinyl-coated mat / carpet。

9. Dash / Steering

10. BODY-specific Interior

Rear Seat / Third Seat / Cargo / Convertible Top周辺。

11. Accessories

Factory Trimとは別に確認。

この順です。


MUDIMU VIEW|InteriorはGrade表ではない

普通のClassic Chevrolet記事では、

150=廉価。

210=中級。

Bel Air=高級。

これで終わりがちです。

でもそれでは薄い。

1956 ChevroletをInteriorから見ると、

150は実用に寄せる。

210はComfort Equipmentを増やす。

Delrayは210の中で独自の豪華Interiorを持つ。

Bel Airは上級Trimを持つ。

ConvertibleはOpen BODY専用のInterior relationshipを持つ。

WagonはSeat countとCargo useで構成が変わる。

Utility SedanとSedan Deliveryに至っては、Rear Interiorの目的自体がPassenger Carと違う。

つまり、

1956 ChevroletのInteriorは、Gradeを示すだけではない。そのBODYを誰が、どう使う車なのかを示している。

ここまで見ると面白くなります。


INTERIOR × BODY MAP

最後にまとめます。

1956 CHEVROLET INTERIOR

150
│
├─ Sedan
│   └─ Cloth / Vinyl・Rubber Floor中心
├─ Handyman Wagon
│   └─ All-Vinyl
├─ Utility Sedan
│   └─ Front Seat + Rear Utility Space
└─ Sedan Delivery
    └─ 2-passenger + Cargo Interior

210
│
├─ Sedan
│   └─ Richer Cloth / Vinyl
├─ Delray Club Coupe
│   └─ All-Vinyl + Deep-Pile Carpet
├─ Sport Coupe
├─ Sport Sedan
├─ Handyman
├─ Townsman
└─ Beauville
    └─ 9-passenger seating

BEL AIR
│
├─ Sedan
├─ Sport Coupe
├─ Sport Sedan
├─ Convertible
│   └─ BODY-specific Interior combinations
├─ Beauville
│   └─ 9-passenger
└─ Nomad
    └─ Special 2-Door Wagon BODY

この図に将来、

TRIM CODE

を全部入れていけば、

1956 Chevrolet Interior Encyclopediaができます。


CONCLUSION|Seatの色ではなく、その車が何として生まれたかを見る

1956 ChevroletのInterior。

150。

210。

Bel Air。

一見するとGrade差です。

しかし掘るともっと複雑です。

150 Wagonはall-vinyl。

210はTwo VisorsやLighterなどComfort Equipmentが増える。

Delrayはall-vinylとdeep-pile carpet。

Bel Airは上級Interior。

Convertibleは専用Interior specification。

Wagonでは6人乗りと9人乗りでSeat Layoutまで変わる。

そしてFisher Body Tagには、その車のFactory Interiorへ戻るための、

TRIM Code

が残っています。

だからMUDIMUでは、

「赤いSeat」

「白黒Interior」

だけでは終わりません。

TRIMを見るとは、Seatの色を見ることではない。
そのBODYが工場を出たとき、どんな室内として作られたのかを戻していくこと。

これが1956 Chevrolet Interior & Trim研究です。

MUDIMU Research Note

A|Fisher TRIM Code
1956 Fisher Body PlateのTRIM欄は3桁で、そのModel Year / Modelに対応するInterior colors and materialsを示します。

B|150 Interior
150はcloth / vinyl upholstery、Station Wagonはall-vinyl、black rubber floor mats、Driver-side Sun Visorが基本というperiod-derived specificationを確認できます。

B|210 Interior
210はTwo Sun Visors、Ash Trays、Cigarette Lighter、より上級のInterior Trim、vinyl-coated rubber mats、vinyl / cloth upholsteryが確認できます。

B|Delray
Delray Club Coupeはall-vinyl upholsteryとdeep-pile carpetingを持つ特別な210 Interiorとして記録されています。

A/B|Convertible Interior
1956 Factory SpecificationsにはModel 2434 Convertible専用Interior specificationが存在します。Convertibleを通常Sedanと同じInterior体系として扱いません。

B|Nomad
1956 Nomadは1955年型の独自Interior treatmentから変化し、他のBel Airとの共通性が高まったとするperiod-derived資料があります。

?|全TRIM Code一覧
今回の記事ではSeries / BODYごとのInterior構造を優先しました。全3桁TRIM Code → Material → Color → BODY applicabilityの完全表はまだ未完成です。ここは将来「1956 Chevrolet TRIM CODE DATABASE」として独立させる価値があります。

?|Factory Pattern Names
Seat fabric patternの正式名称、vinyl grain、Door Panel pattern等はBody別にさらにPrimary upholstery chart / dealer trim bookの確認が必要です。

これでNo.30本文完成です。次のNo.31はOriginal Prices。ただ値段一覧にせず、同じBODYでも150→210→Bel Airでいくら上がったのか、Hardtop・Convertible・WagonにChevroletがいくらの値段を付けたのかまで比較すると、1956年当時のBODY hierarchyが見えてきます。

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この記事を書いた人

1959、1960、1962、1968年式Chevroletの所有経験を持つ。現在、当時のChevrolet資料をもとにBODY、COLOR、TRIMを中心とした日本語アーカイブを構築中。

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