43|1956 Chevrolet Stake Truck BODY FAMILY|3609から8409まで、FactoryはStakeを10 Modelも用意していた

1956 Chevrolet No.43

No.42では、3609 Stake Truckを一台だけ深く追いました。

123.25-inch Wheelbase。

91-inch Platform。

Maximum GVW 6,900 lb。

しかし、ここで3609だけ見て終わると、1956 Chevroletの本当の凄さを見落とします。

当時の1956 Chevrolet Stake Truck専用Sales Brochureに記録されたModel Numberを追うと、

3609

3809

4109

4409

5409

6109

6409

7109

8109

8409

まで存在します。

10 Modelです。

これは、前に考えていた「3609・3809・4109・4409」の4台だけではありません。

調べ直して正解でした。

1956 ChevroletのStake Truckは一台のBODYではない。Light DutyからHeavy Dutyへ連続する、一つの巨大なBODY FAMILYだった。


目次

FACTORY LINEUP|まず10 Modelを落とさない

1956 Chevrolet Stake Truck Sales Brochureとして現存する資料には、次の10 Modelが収録されています。

ModelSeriesStake Family
36093600Stake
38093800Stake
41094100Stake
44094400Stake
54095400Stake
61096100Stake
64096400Stake
71097100Stake
81098100Stake
84098400Stake

ここでまず訂正しておきたい。

No.41までにFactory Engineering Featuresから拾えていたStakeは、

3609・3809・4109・4409。

しかしStake専用資料まで広げると、そこで終わっていません。

これが「Factory lineupを全部拾ってから記事数を決める」理由です。


MODEL NUMBER|最後の「09」がつながっている

10 Modelを縦に並べると、美しいくらい共通点があります。

3609
3809
4109
4409
5409
6109
6409
7109
8109
8409
  ↑
  09

Seriesは変わる。

Wheelbaseも変わる。

GVWも変わる。

Chassis Classも変わる。

しかしStake Truckとして、09というModel Number系統が連続している。

MUDIMUでは、これを単なる数字の偶然として扱いません。

ただし「09という末尾が1956 Chevrolet全車種で普遍的にStakeを意味する」とまでは、Model Number規則の一次資料を完全照合するまで断定しません。

言えるのは、

1956 Stake lineupで確認できる10 Modelが、すべて09系Model Numberを持つ。

という事実です。


3609|Stake Familyの入口

最初はNo.42で研究した3609。

3600 Series。

3/4-ton class。

123.25-inch Wheelbase。

Factory drawingではStake PlatformのInside Length 91 inches、Inside Width 73 inches

Maximum GVW 6,900 lb

3609を見ると、

「Stake TruckとはこういうTruckか」

と理解できます。

しかし実際には、ここは入口でした。


3809|135インチへ伸びる1-Ton Stake

次に、

3809。

1956 model dataでは3800 Series、1-ton、135-inch WheelbaseのPlatform Stakeとして確認できます。

3609と並べます。

36093809
Series36003800
Class3/4-ton1-ton
Wheelbase123.25″135″
BODYStakeStake

ここで早くも、

同じStakeでもChassisが違う

ことが分かります。

Stakeという言葉だけではBODYを特定できません。


3609 → 3809|柵を大きくしただけではない

3609から3809へ行くとき、

単にStake boardsを長くしただけ、

ではありません。

Wheelbaseが、

123.25″

から、

135″

へ変わる。

Seriesも3600から3800へ変わる。

Nominal Load Classも変わる。

つまり、

Stake BODYを、より大きな仕事ClassのChassisへ展開する。

これがStake Familyの基本です。


4109・4409|ここからMedium-Duty側へ入る

さらにFactory Engineering Featuresでは、

4109

4409

もStake categoryとして明記されています。

ここでStake Truckは、3600・3800のLight-Duty側だけのBODYではなくなります。

4100。

4400。

と、より大きなTruck Seriesへ続く。

これが非常に重要です。

「1956 Chevrolet Stake Truck」という言葉から一台のTruckを想像してはいけません。


STAKEはBODY、SERIESは仕事能力

ここまで来ると分類方法が見えてきます。

Stake

はRear Bodyの種類。

一方、

3600。

3800。

4100。

4400。

5400。

6100。

6400。

7100。

8100。

8400。

はChassis/Series側の違いです。

したがって、

BODY
STAKE
  │
  ├─ 3609
  ├─ 3809
  ├─ 4109
  ├─ 4409
  ├─ 5409
  ├─ 6109
  ├─ 6409
  ├─ 7109
  ├─ 8109
  └─ 8409

となる。

BODY TYPEとTRUCK CLASSは別の軸です。


5409|ここでさらに構造が変わる

そして見逃せないのが、

5409。

1956年のTruck dataでは、5409はLow Cab Forward系のPlatform Stakeとして確認できます。

資料には136.6-inch Wheelbaseの5409が掲載されています。

これは重要です。

3609から4409までを見て、

「Chassisを大きくしながら同じStake Body思想を展開した」

だけだと思っていると、5409で話が変わる。

Cab architectureそのものが違う世界へStakeが入っていく。


LOW CAB FORWARD|荷台を長く取るための別解

Conventional Truckでは、

Engine。

Hood。

Cab。

Rear Body。

という順に並びます。

Low Cab Forwardでは、Driver/Cabの位置関係を変えることで、全長に対してRear Bodyへ使える空間を増やす方向へ進みます。

概念的には、

CONVENTIONAL

[ENGINE][CAB][──── STAKE BODY ────]


LOW CAB FORWARD

[ CAB ]
[ENGINE][──────── STAKE BODY ────────]

これは厳密な寸法図ではなく、設計思想を見るための概念図です。

同じStakeでも、

何の上に載せるか

が変わってきます。


5409が教えること

ここでBODY研究が一段深くなります。

Stake TruckのVariationは、

Stakeの長さ。

Stakeの高さ。

Wheelbase。

GVW。

だけではありません。

CabとEngineをどこへ置くか。

そこまで変えれば、Cargo Bodyへ使えるChassis spaceも変わる。

つまり、

Stake BODYを研究するには、Rear Bodyだけを見ていてはいけない。

5409はそのことを教えてくれます。


6109・6409|Stakeはさらに上へ続く

1956 Stake Truck Sales Brochureには、

6109

6409

も収録されています。

つまり5409でも終わらない。

ここから先はMedium/Heavy Duty Truckとして、より大きな仕事へStake Bodyが展開していきます。

この段階では、各ModelのWheelbase・GVW・Platform dimensionを同じ精度で一次資料照合してから個別数値を確定します。

MUDIMUでは、

Series Numberが大きいから、たぶんこの寸法

という書き方はしません。


7109|まだある

さらに、

7109。

Stake Truck専用Brochureに含まれています。

普通の1956 Chevrolet紹介記事なら、まず出てこないModel Numberでしょう。

でもChevrolet自身がStake lineupとして販売資料に載せている。

ならばMUDIMUでは拾います。


8109・8409|Stake Familyはここまで広がる

そして、

8109。

8409。

ここまでStake Truck Sales Brochureに含まれています。

3609から始めたStake Truckが、

8409まで続く。

これはかなり壮観です。

3609
 ↓
3809
 ↓
4109
 ↓
4409
 ↓
5409
 ↓
6109
 ↓
6409
 ↓
7109
 ↓
8109
 ↓
8409

ただし、この図を単純な「小→大」の一本道と理解するのも危険です。

SeriesごとにWheelbase、axle、GVW、cab/chassis architecture、available equipmentが違います。

だから最終的には各ModelをFactory specificationへ戻して確認する必要があります。


なぜこんなにStakeが必要だったのか

答えはTruckの仕事にあります。

Stake Bodyは非常に応用範囲が広い。

Platformへ荷物を載せる。

Sideで荷物を保持する。

必要に応じて横から荷役する。

嵩のあるCargoを扱う。

Pickup Boxほど固定された箱にしない。

完全なPlatformほど開放もしない。

つまり、

PlatformとBoxの中間的な柔軟性

を持つ仕事BODYです。

だからChassis Classが変わっても使える。


PICKUPではこうならない

1956 Pickup lineupは、

3104。

3124。

3204。

3604。

3804。

でした。

5 Modelです。

Stakeは確認できるだけで、

10 Model。

もちろん単純にModel数だけで重要度を比較することはできません。

しかしFactoryがStake Bodyを非常に広いTruck Classへ展開していたことは明白です。

現在の人気と、1956年当時のFactory lineupの厚さは同じではない。

ここはMUDIMUで強く残したいところです。


現代の人気だけで1956年を見ない

現在なら、

3100 Pickup。

Cameo Carrier。

Suburban。

が目立ちます。

Collector marketでも写真が多い。

Stake Truckは少ない。

Heavy Duty Stakeになれば、さらに資料を探しにくい。

でも1956 Chevrolet自身のSales Brochureを見ると、

Stakeは10 Modelも並んでいます。

だから現在の人気順に記事を作ると、

1956年当時のChevrolet Truckの姿を歪める

可能性があります。


FACTORYは「見た目」ではなく「仕事」でBODYを増やした

Passenger Carなら、

Sedan。

Hardtop。

Convertible。

Wagon。

と生活スタイルやStylingによってBODYを選びます。

Truckは違う。

何を運ぶのか。

どれくらい重いのか。

どう積むのか。

どう降ろすのか。

どのくらいのRear Body spaceが必要なのか。

その答えとして、

Series。

Wheelbase。

Chassis。

BODY。

が組み合わされます。

Stake Familyは、それが非常によく見える例です。


3609と8409を同じ「Stake」で括ってはいけない

ここは注意します。

両方Stake Truckです。

しかし、

同じBODY

という意味ではありません。

Model Numberも違う。

Chassis Classも違う。

Dimensionsも違う可能性がある。

Running gearも違う。

用途も違う。

だから、

同じBODY TYPE ≠ 同じBODY

です。

これはMUDIMUの基本原則、

名前が似ている=同じBODYではない

のTruck版です。


STAKE BODY FAMILYの研究軸

10 Modelを最終的に完全比較するときは、少なくとも次を揃えます。

Model Number

3609〜8409。

Series

3600〜8400。

Truck Class

Light / Medium / Heavy側のFactory classification。

Wheelbase

各Modelの正確なFactory値。

GVW

Minimum / Maximum。

Cab Architecture

Conventional / Low Cab Forward等。

Platform Length

Factory dimension。

Platform Width

Overall / inside。

Stake Height

Factory dimension。

Rear Wheel

Single / Dualおよびequipment条件。

Payload

Factory条件付き数値。

これを揃えて初めて、1956 Stake Truck BODY MAPが完成します。


BODY MAP|1956 Stake Family

現段階でFactory/Sales資料から確認できる地図を作ります。

1956 CHEVROLET
STAKE TRUCK FAMILY

LIGHTER-DUTY SIDE
│
├─ 3609
├─ 3809
│
├─ 4109
├─ 4409
│
├─ 5409
│   └─ LOW CAB FORWARD系も確認
│
├─ 6109
├─ 6409
│
├─ 7109
│
├─ 8109
└─ 8409
│
HEAVIER-DUTY SIDE

これは完成した寸法比較表ではありません。

Factory lineupを落とさないためのModel mapです。

ここから各ModelへFactory specificationを重ねていきます。


「3609が面白い」で終わらなかった

今回の調査はまさにMUDIMUらしい。

最初は、

3609って面白いな。

だった。

3609を調べた。

すると3809が出る。

4109。

4409。

そしてStake専用Sales Brochureを追ったら、

5409。

6109。

6409。

7109。

8109。

8409。

まで出てきた。

一台のマイナーModelを真面目に追ったら、Factory lineup全体が見えてきた。

これこそ図鑑を作る面白さです。


MUDIMU VIEW|「そんな仕様まであったのか」を残す

Cameo Carrierだけなら、多くのClassic Chevroletファンが知っています。

3609になると人数が減る。

5409ならさらに減る。

8409なら、

そんなのまであったのか。

となる。

でも、そこを削らない。

むしろそこへ行く。

有名車だけを集めれば、Classic Chevrolet紹介サイトは作れます。

しかし、

Chevroletが実際にどれだけBODYを作り分けていたのか

を残すなら、8409まで拾わなければいけない。

有名だから大きく扱うのではない。
Factoryが作ったBODY Variationなら、端まで追う。

これがMUDIMUです。


CONCLUSION|Stake Truckは4台ではなかった

1956 Chevrolet Stake Truck。

当初Factory Engineering Featuresから見えていたのは、

3609。

3809。

4109。

4409。

でした。

しかしStake Truck専用Sales Brochureまで確認すると、

3609・3809・4109・4409・5409・6109・6409・7109・8109・8409。

10 Model。

ここまで広がります。

そして5409ではLow Cab Forward系のPlatform Stakeも確認できます。

つまりStakeは、

単なる「Pickupとは違う荷台」ではありません。

異なるWheelbase、異なるTruck Class、異なるChassis architectureへ展開された、一つの巨大なFactory BODY FAMILYだった。

No.42で3609を拾わなければ、この世界は見えなかった。

だからマイナーModelを落とさない。

3609から8409まで。

これでようやく、1956 ChevroletのStake Truck BODY FAMILYが見えてきました。

MUDIMU Research Note

A/B|Stake 10 Model
現存する1956 Chevrolet Stake Truck Sales Brochureの販売資料記録には、3609・3809・4109・4409・5409・6109・6409・7109・8109・8409が収録Modelとして明記されています。現時点ではBrochureそのものの全ページ画像を直接精査できていないため、MUDIMUでは一次資料由来情報として強く扱いつつ、個別寸法は各Factory specificationで再確認します。

A|3609
1956 Chevrolet Factory SpecificationsにMODEL 3609 STAKE TRUCKとして専用dimension/weight dataがあります。

B|3809
1956 model listingで3809=3800 Series / 1-ton / 135-inch / Platform Stakeを確認できます。

A|4109・4409
1956 Chevrolet Truck Engineering FeaturesのStake categoryに3609・3809・4109・4409が明記されています。

B|5409
1956 Low Cab Forward dataで5409 Platform Stake、136.6-inch Wheelbaseを確認できます。

?|6109・6409・7109・8109・8409の全寸法
Stake Sales Brochureへの収録は確認できましたが、Wheelbase、GVW、Platform dimensions等は個別Factory specificationを照合してから確定します。

?|「09」のFactory model-code定義
Stake lineupで09系が一貫していることは確認できます。ただしChevrolet自身によるModel Number coding ruleの一次説明を確保するまでは、「09=Stake」という一般則として断定しません。

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この記事を書いた人

1959、1960、1962、1968年式Chevroletの所有経験を持つ。現在、当時のChevrolet資料をもとにBODY、COLOR、TRIMを中心とした日本語アーカイブを構築中。

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